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縮緬ふろしきの取り扱い

縮緬ふろしきの取り扱い

 正絹もしくはレーヨンの縮緬ふろしきの取り扱い、ご存じですか? 家庭での水洗いはできません、クリーニングに出してくださいね。

 縮緬はシボ(表面の凸凹)が特徴(下の写真は絹100%の縮緬ふろしき)。

素材絹縮緬.JPG

 このシボにより光沢がおさえられ、やさしい雰囲気の光になるそうです。手触りは、しっとり柔らか。暖かさを感じます。また、使用後のしわが自然に伸びるのも縮緬のいいところです。

 

 今回は水厳禁の縮緬ふろしきを洗濯機で洗ってみました・・・。

 麻の葉模様のふろしきは、下の黒いふろしきと同じ大きさ(68㎝)でした。麻の葉のふろしきを、衣類を洗うときと同じように洗い、すぐ乾燥機にかけると・・・。68㎝→50㎝に縮みました。

差.JPG

 手触りは悪くありません。しかし小さくなった分重さを感じます。

 では、一部だけ濡れてしまったときはどうなるのでしょう? 水に濡れたところがキューッと縮んでしまいました。

水濡れ1.JPG

 自然乾燥すると、濡れたところが縮んだままで、ぼこぼこした感じになっています。手触りもごわごわしています。 ボコボコ.JPG

 

 今度は・・・  濡れた直後にアイロンをかけると。

アイロン.JPG

 縮みはありませんが、シボがなくなりツルツルした感じ。輪染みもできてしまいました。乾き後.JPG

 縮緬はいったん水に濡れると元に戻らなくなるので、注意が必要ですね。

 そんなデリケートな素材ですが、はんなりとした色や手触りは他の素材ではなかなか再現できないそうです。 

 その場にふさわしい文様選びに加え、ゆっくり丁寧に持ち運ぶ。相手を想う気持ちを所作にのせて、縮緬ふろしきを使ってみてはどうでしょうか。

 

※今回実験に使ったふろしきは68㎝のレーヨンふろしきです。